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優雅、洗練、官能、都会、スタイリッシュ、エレガント、メロディアス。これらの言葉を総じて音楽に転換するならば、「Deep House」以外に想い浮かばない。

西海岸の色彩感溢れる音色に、東欧に端を発する無機性を折り込み、地中海に感じる高揚感とアフリカを起源とするうねる黒さを練り合わせ、日本建築に相通じる機密さで構成された曲たち。これを元手に世界各地で「ナンバー・ワン」を手に入れ、「メイド・イン・ジャパン」にこだわるHideo Kobayashiが、「Deep House」にフォーカスし世に送り出すレーベル、「Fuente Music」。

 

その記念すべきファースト・リリースには、ボーカリストにChrista、リミキサーにEric Kupperを迎えた「When Love Was Infinite」。ChristaとHideoの間に生まれた作品には、「This Way」、「Beautiful Moment」など燦然と輝くヒットが存在。透き通った歌声と甘く切ない詞に、美しいストリングスやアコースティックギター絡み付く、至極の1曲に仕上がっている。Eric Kupperはそれを野太いリズムと、ディープかつ繊細なシンセ・サウンドで炊き上げ、フロア必涙のリミックスとして完成させている。さらにストリップ・ダウンさせフロア指向とした、ダブ・バージョンも披露している。

 

そしてセカンド・リリースには、COLDFEETが控える。Lori Fineの恍惚とした声に乗る詞はあくまでも愛を追い求め、Watusiのかき鳴らすエレクトリック・ベースをHideoのハウス・ビートがねじ伏せる「Look For Light」。COLDFEETとHideoの共作はこれが初めてであるが、それを微塵にも感じさせない出来映え。リミキサーにはストックホルム在住の、Eric Ericksson。Derrick MayのFragileや、Carl CraigのPlanet E Communicationsからもリリースする才人。本作では黒くテックにリピートする筐体に、時折ちらつかせる繊細なRhodes、理論を熟知した者のみぞ可能なコード・プログレッションで、Lori Fineのボーカルをより輝く存在に仕立てている。

 

これら以降のリリースも強力で、Rasmus Faber、R&B界からLisa Taylor、Cinnamon Denise、そして最強のDIva、Lisa Shawらともコラボレーションが進んでいる。また、Apt.International時代の作品の再構築・再発売も予定されている。

Fuente Musicが創造して行く新しいDeep Houseの世界を、是非とも一緒に感じて欲しい。

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